日本酒の概念が変わる!徳島「三芳菊」の爆発的な酸の旨味と池田高校の街を巡る

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それではゆっくりとご覧ください。

仕事の出張には、ちょっとした楽しみがつきものです。その土地ならではの美味しい郷土料理、ローカルな街並み、そして何よりも「その土地でしか出逢えない銘酒」との遭遇。

先日、仕事で徳島県を訪れる機会がありました。四国・徳島といえば、阿波踊りや鳴門の渦潮、すだち、徳島ラーメンなどが有名ですが、酒好きの私にとって真の目的地は「地酒」です。

夜の居酒屋で「何か地元の面白い日本酒はありますか?」と大将に尋ねたところ、自信満々に差し出された一本のグラス。一口吞んだ瞬間、これまでの日本酒の概念が音を立てて崩れ去るほどの衝撃を受けました。

それが今回ご紹介する、徳島県三好市池田町の銘酒「三芳菊(みよしのきく)」です。


舞台は甲子園の強豪・池田高校のお膝元「阿波池田」

三芳菊を醸す三芳菊酒造は、徳島県三好市池田町に蔵を構えています。

「池田町」と聞いてピンとくる方も多いのではないでしょうか。そう、高校野球ファンなら誰もが知る、あの名門・池田高校がある街です。「攻めまくる野球」で一時代を築き、甲子園を沸かせたやまびこ打線のお膝元として知られています。

吉野川の豊かな清流と四国の山々に囲まれたこの地域は、厳しい寒暖差と清らかな水に恵まれており、昔から酒造りが盛んな地域でもありました。そんな歴史と情熱が息づく街で、唯一無二の存在感を放っているのが三芳菊酒造です。


一口吞めば世界が変わる!「爆発的な酸と甘み」の衝撃

一般的な日本酒のイメージといえば、「端麗辛口」「すっきりとした米の旨味」「吟醸香の華やかさ」といった言葉が浮かぶかもしれません。

しかし、三芳菊は違います。グラスに注がれた透明感のある液体から立ち上る香りは、まるでマンゴーやパイナップル、完熟したリンゴやグレープフルーツを思わせる超・フルーティーなアロマ。

そして口に含んだ瞬間——

「酸味が爆発する!」

ジューシーで濃厚な甘みと、今まで体験したことがないほど力強く爽やかな「酸」が口いっぱいに広がります。「これ、本当に米と水だけで作られた日本酒なの?」と思わずラベル二度見してしまうほど、果実酒や白ワイン、あるいは贅沢なフルーツジュースのようなインパクトです。

甘みが強い日本酒は重く感じられがちですが、三芳菊の場合はこの「爆発的な酸の旨味」が全体をキュッと引き締めてくれるため、全くくどさがありません。鮮烈な酸味と濃厚な甘みが絶妙なバランスで口の中で弾け、後味は驚くほど爽やかに消えていきます。


なぜこれほどフルーティーなのか?三芳菊のこだわりと挑戦

三芳菊酒造の酒造りを率いるのは、杜氏でもある馬宮亮一郎氏です。

三芳菊の最大の特徴であるポップでジューシーな味わいは、独自の酵母の選定や温度管理、そして「常識にとらわれない酒造り」から生まれています。

  • 徳島県産米へのこだわり: 徳島県産の「山田錦」や「阿波山田錦」などを積極的に使用し、米の持つ潜在的な甘みと旨味を最大限に引き出しています。
  • 酸を立たせる技術: 日本酒の味わいを決める「酸度」を意図的に高くコントロールし、フレッシュで躍動感のある酸味を生み出しています。
  • 無濾過生原酒の臨場感: 三芳菊の多くは「無濾過生原酒」として出荷されます。加熱処理や加水をせず、絞りたてのフレッシュなガス感や米のピュアなエネルギーをそのままボトルに閉じ込めています。

さらに、三芳菊を語る上で外せないのが「斬新で現代的なラベルデザイン」です。 伝統的な漢字の銘柄が並ぶ日本酒コーナーの中で、萌え絵風のイラストやポップなアートワークが描かれた三芳菊のラベルは一際目を引きます。「難しい知識抜きで、直感的に日本酒を楽しんでほしい」という蔵の想いが、味わいだけでなくパッケージからもひしひしと伝わってきます。


三芳菊と合わせたいペアリング(料理との相性)

この個性的で甘酸っぱい三芳菊、一体どんな料理と合わせるのが正解なのでしょうか?

実際に現地や自宅で試してみて相性が抜群だった組み合わせをご紹介します。

1. スパイス料理・アジアンエスニック

三芳菊の濃厚な甘みと強い酸味は、スパイスの効いた料理と相性抜群です。グリーンカレーやヤンニョムチキン、スパイシーなタンドリーチキンなどと合わせると、お互いの個性が高め合い、最高のペアリングになります。

2. 濃厚なチーズ・洋風おつまみ

ブルーチーズやカマンベールチーズ、パテ・ド・カンパーニュなどの濃密なおつまみにも負けません。ワイングラスに注いだ三芳菊とチーズを合わせれば、まるで高級バルにいるような気分を味わえます。

3. 徳島名物「阿波尾鶏」の塩焼きや唐揚げ

ジューシーで旨味の強い徳島のブランド地鶏「阿波尾鶏」。脂の乗った鶏肉の旨味を、三芳菊の爆発的な酸味がさっぱりと洗い流してくれ、箸とグラスが止まらなくなります。


おわりに:日本酒の概念を変えてくれた「三芳菊」に感謝

今回の徳島出張は、仕事の成果はもちろんのこと、「三芳菊」という素晴らしい日本酒に出逢えたことが何よりの収穫でした。

「日本酒はちょっと苦手かも…」「普段はワインやクラフトビールが好き」という方にこそ、ぜひ一度吞んでいただきたい一本です。きっとこれまでの日本酒に対するイメージがガラリと変わるはずです。

池田高校の熱気を感じる阿波池田の地で、今も挑戦を続ける三芳菊酒造。徳島を訪れた際はもちろん、居酒屋や酒屋さんで見かけた際は、ぜひその「爆発的な酸の旨味」を体感してみてください!

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