こんにちは!当ブログ「酒こそ生!」管理人のバッシーです。
みなさん、今夜も美味い「生酒」飲んでますか?
これまでこのブログでは、奈良の「風の森」や長野の「御湖鶴」など、一口飲んだ瞬間に体中に電流が走るような、フレッシュでジューシーな生酒をたくさんご紹介してきました。若い頃は「日本酒なんてオヤジの飲み物だろ!」と焼き肉屋でビールばかり煽っていた私が、28歳で日本酒の真実(明鏡止水との出会い)を知ってから早数十年……。今や「生酒のあの弾けるような生命力」を探求することが、私の人生の完全なライフワークになっています。
そんな生酒ジャンキーの私が、最近またしても、出会った瞬間に「うわ、何だこれ……めちゃくちゃ美味い!!」と脳天を撃ち抜かれた、とんでもないお酒があるんです。
それこそが、今回ご紹介する群馬県の銘酒、「聖(ひじり)」です。
「群馬の日本酒?」と侮ることなかれ。 もしあなたが、「生酒ならではのピチピチとしたガス感」「もぎたての完熟果実をかじったような圧倒的なジューシーさ」、そして「綺麗に消え去る極上のキレ」を求めているなら、この「聖」は間違いなく、あなたの日本酒観をハチャメチャにアップデートしてくれる一本になります。
今回は、この「聖」を醸す聖酒造のストーリーから、バッシーが悶絶したその味わいの秘密、そして生酒好きなら絶対に試してほしい至高のペアリングまで、熱量MAXで語り尽くします!
■ そもそも「聖(ひじり)」を醸す聖酒造とは?
日本酒好きの間で今、爆発的に人気を高めている「聖」ですが、その故郷は群馬県渋川市にあります。
創業はなんと宝暦元年(1751年)。270年以上の歴史を持つ、もの凄い老舗の酒蔵「聖酒造(ひじりしゅぞう)」さんです。赤城山の西南の麓に位置し、目の前には美しい利根川が流れる、自然豊かで水の恵みに溢れた最高の環境でお酒を造り続けています。
実は、群馬県の日本酒といえば、これまでは「伝統的な食中酒」や「すっきりとした地酒」のイメージが強かったかもしれません。しかし、この聖酒造の8代目・今井健介氏(現・杜氏)が蔵に戻り、自らの名を冠したブランド「聖(ひじり)」を立ち上げたことで、そのイメージは完全に覆されました。
今井杜氏が目指したのは、歴史にあぐらをかくことではなく、「現代の日本酒ファンの心を震わせる、圧倒的にフレッシュでモダンな酒造り」。
伝統の技法をベースにしながらも、最新の醸造理論を取り入れ、徹底した温度管理と「生の質感」にこだわった結果生まれたのが、私たちが今、狂喜乱舞して飲んでいるあの「聖」なのです。老舗でありながら、中身は完全に「最先端の表現者」。このギャップだけで、もう酒が進みそうですよね(笑)。
■ バッシー驚愕!「聖」の生酒が持つ、唯一無二の魅力
では、具体的に「聖」の何がそんなに凄いのか? 私が実際に一升瓶を開け、グラスに注いで口に含んだ瞬間の衝撃を、3つのポイントで解説します。
① グラスに注いだ瞬間から始まる、魅惑の「完熟フルーツ香」
まず、冷え冷えの「聖」をワイングラス(生酒の香りを引き出すにはこれが一番!)にトクトクと注ぎます。その瞬間、まだ口を付けていないのに、ふわぁっと目の前に果樹園が広がります。
それは、もぎたてのリンゴのようであり、ジューシーな和梨のようであり、あるいは完熟したメロンや白桃のような、甘やかでいて瑞々しい香り。この華やかなアロマだけで、嗅覚が「あ、これは絶対に美味いヤツだ」と確定演出を出してきます。日本酒特有のツンとしたアルコール臭は一切ありません。
② 口内でピチピチと弾ける「微炭酸(ガス感)」と圧倒的ジューシーさ
そして、いよいよ一口。 舌に触れた瞬間、「ピチピチッ……!」と心地よい微炭酸の刺激が走ります。これぞ、搾りたての風味がそのまま瓶に閉じ込められた「生酒」の特権!
このガス感と同時に、驚くほど濃密でジューシーな旨味と甘味が口いっぱいに広がります。まるでお米から造られたとは思えないほど、果汁感たっぷり。濃厚なのに、重苦しさが全くないのは、計算し尽くされた綺麗な「酸」が全体の輪郭をキリッと引き締めているからです。
甘味、旨味、酸味、そしてガス感が、口の中で完璧なスクラムを組んで押し寄せてくるこの感覚……。思わず「うまっ……!」と声が漏れ、ニヤニヤが止まらなくなります。
③ 魔法のように美しく消え去る「至高のキレ」
これだけ濃厚でフルーティーだと、「ちょっと飲み飽きするんじゃない?」と思う方もいるかもしれません。実際、甘味が強すぎるお酒は2杯目で失速しがちです。
しかし、「聖」の真の恐ろしさはここから。 喉を通り過ぎた瞬間、あれだけ華やかだった旨味の波が、まるで魔法のように「スッ……」と綺麗に消え去るのです。ベタつく甘さは1ミリも残りません。残るのは、爽やかな余韻と、「もう一口飲みたい……!」という心地よい飢餓感だけ。
この圧倒的な「キレの良さ」があるからこそ、次から次へとグラスが進み、気がつけば四合瓶なんて一晩で空っぽになってしまう、極めて危険なお酒なんです(笑)。
■ 酒米の違いを楽しむ!「聖」の変幻自在なラインナップ
「聖」のもう一つの面白いところは、使用する「酒米(さかまい)」によって、そのジューシーさの表情がガラリと変わることです。聖酒造さんでは、様々な酒米の個性を生かしたアプローチを行っています。見かけたらぜひ試してほしい、バッシーおすすめの3種をチラッとご紹介します。
| 酒米の種類 | 味わいの特徴 | バッシーの印象 |
|---|---|---|
| 山田錦(やまだにしき) | 王道の品格。華やかさと、リッチでふくよかな旨味のバランスが完璧。 | 優等生でありながら、生酒の躍動感を忘れない絶対的エース! |
| 雄町(おまち) | 野生味あふれるコク。ジューシーさの中に、複雑で深い旨味がドカンと広がる。 | 雄町スト(雄町ファン)歓喜。肉料理にも負けない圧倒的なパワー! |
| ひとごこち / 若水など | キャッチーで軽快。フレッシュな酸味と、青リンゴのような爽快感が際立つ。 | スイスイ飲める危険な仕上がり。夏場にキンキンに冷やして飲みたい! |
このように、同じ「聖」というブランドでありながら、米のキャラクターを限界まで引き出す今井杜氏の手腕には、ただただ脱帽するばかりです。
■ 「聖」の生酒を120%楽しむ!バッシー流・至高のペアリング
さて、こんなにも素晴らしい「聖」の生酒。そのままお酒単体でデザート代わりに飲むのも最高ですが、料理と合わせることで、そのポテンシャルはさらに何倍にも跳ね上がります!
「酒こそ生!」定番の、生野菜ペアリングから、少し意外な組み合わせまで、私が唸った最高の肴をご紹介します。
1. 【王道×新感覚】「聖」× 水茄子(みずなす)の生ハム巻き
当ブログで激推ししている「日本酒×生野菜」の組み合わせ。 フルーティーな「聖」には、瑞々しく甘味のある「水茄子」がベストマッチします。水茄子を縦に裂き、オリーブオイルを少々、そして塩気の効いた生ハムをクルッと巻きます。
これをかじり、水茄子の果汁が口溢れたところに「聖」を流し込むと……。 お酒の持つフルーティーな酸味と生ハムの塩気が完璧に同調し、水茄子の甘味が爆発します!まるでお洒落なイタリアンバルにいるかのような、新時代の日本酒体験が楽しめます。
2. 【旨味の相乗効果】「聖(雄町)」× 鴨のロースト(またはローストビーフ)
「フルーティーな生酒に肉?」と思われるかもしれませんが、特に「雄町」を使った「聖」は、肉の脂の旨味にガチンコで渡り合えます。 薄切りにした鴨のローストに、少し甘めの醤油ダレやバルサミコソースを合わせます。肉のジューシーな脂を、「聖」のピチピチとしたガス感と綺麗な酸がサーッと洗い流しつつ、お米の濃密な旨味が肉の風味を包み込む……。お互いのポテンシャルを高め合う、これぞ大人の贅沢です。
■ まとめ:今すぐ「聖」を探して、新時代の生酒体験を!
群馬県の聖酒造が醸す「聖(ひじり)」。
それは、270年の歴史が育んだ確かな技術と、現代のセンスが融合して生まれた、まさに「生酒の理想郷」のような一本です。
- 蓋を開けた瞬間の、目が覚めるような華やかな香り。
- 口の中でピチピチとはじける、圧倒的にジューシーな生命力。
- そして、どんな料理も引き立て、美しく去っていく最高のキレ。
若い頃、日本酒を嫌いだった私が「あの頃にこれに出会っていれば、もっと早く日本酒沼にハマっていたのに!」と悔しがるほど、初心者から玄人まで全人類におすすめしたい銘酒です。
特に関東圏の地酒専門店で見かけることが増えてきましたが、まだまだ「知る人ぞ知る」プレミアムな存在。もし酒販店の冷蔵庫で「聖」の文字を見かけたら、迷わず確保してください。それは今夜の晩酌が「最高の一大イベント」になるチケットですから!
あぁ、この記事を書いていたら、また冷蔵庫の「聖」が恋しくなってきました(笑)。さっそく今夜も、冷え冷えのグラスを用意して、群馬の奇跡に乾杯したいと思います!
みなさんの「聖」を飲んだ感想や、おすすめのペアリングがあれば、ぜひコメント欄で教えてくださいね。同じ価値観の日本酒好きの方と繋がれるのが、私の何よりの喜びです。
それでは、今夜も良い酒を。酒こそ生!バッシーでした!


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