こんにちは!当ブログ管理人のバッシーです。
前回は日本酒発祥の地・奈良の歴史が育んだ銘酒「みむろ杉」をご紹介しましたが、奈良の日本酒を語る上で、絶対に外せない「もう一つの怪物」がいますよね。
そうです。日本酒好きなら誰もが一度はその名を聞いただけで喉を鳴らす、油長酒造(ゆちょうしゅぞう)が醸す「風の森(かぜのもり)」です!
「酒こそ生!」を掲げるこのブログにおいて、風の森はまさに聖遺物とも言える存在。なぜなら彼らは、「通年で純米の無濾過生原酒しか造らない」という、生酒ファンにとっては狂喜乱舞するほどの強いこだわりを持った酒蔵だからです。
今回は、飲む者をまたたく間に虜にする「風の森」の凄さの秘密と、今すぐ試してほしいバッシー厳選の3銘柄、そしてそれぞれの旨さを爆発させる「至高の肴(さかな)」をご紹介します!
そもそも「風の森」の何がそんなに凄いの?
風の森を一口飲んだ人が、ほぼ100%口にする言葉があります。 それは、「えっ、これ本当に日本酒!? スパークリングワインみたい!」という驚きです。
グラスに注いだ瞬間、チリチリと細かく美しい気泡がグラスの底から立ち上ります。口に含むと、もぎたての果実をそのままかじったかのようなジューシーな甘みと酸味が広がり、炭酸ガスが心地よく舌を刺激します。そして、生原酒らしいリッチなコクがありながらも、最後は驚くほど圧倒的なキレの良さでスルリと消えていく……。
この「フレッシュ&フルーティー」の極みのような味わいを、なんとお酒を搾ってから一切の加熱処理(火入れ)をせず、さらに加水によるアルコール度数の調整も行わない「無濾過生原酒」の状態で、1年中いつでも最高のクオリティで提供しているのが風の森の凄さなんです。
日本酒の生酒は非常にデリケートで、本来なら冬から春先の限られた時期しか味わえないものでした。しかし油長酒造は、徹底した現代的な衛生管理と、独自に開発した超精密な醸造テクノロジーを駆使することで、年間を通じて搾りたての「生」の旨さを届けることに成功したのです。
まさに、伝統に裏打ちされた革新。前置きが長くなりましたが、ここからはバッシーが魂を揺さぶられた激推しの3銘柄と、それに合わせる最高の相棒(肴)たちを熱くプレゼンしていきます!
1. 風の森のスタンダードにして完成形!「風の森 露葉風(つゆはかぜ) 80」
まず最初にご紹介したいのが、奈良県固有の酒造好適米「露葉風」をあえてあまり削らず、精米歩合80%で醸した一本です。
近年の日本酒は大吟醸のように「お米をたくさん削って綺麗にする」のがトレンドですが、風の森は違います。「お米の周りにある旨味成分をあえて残し、お米本来の大地のエネルギーを表現する」というアプローチで作られたのが、この「80シリーズ」です。
低精米とは思えない透明感がありながら、口に含んだ瞬間に押し寄せる、お米由来のふくよかで複雑な旨味と渋みのバランスがとにかく絶妙! 甘酸っぱいキウイのようなフレッシュさの中に、どっしりとした骨太な飲み応えが同居する、風の森のフィロソフィーが詰まった大傑作です。
💡 合わせる至高の肴:『カマンベールチーズの西京味噌漬け』
この力強い「露葉風 80」に合わせるなら、お互いの発酵の旨味をぶつけ合うペアリングが最高です。 市販のカマンベールチーズを西京味噌にみりんを少し混ぜたものに漬け込み、冷蔵庫で2〜3日寝かせるだけ。
チーズの濃厚なコクと西京味噌の上品な甘みが、露葉風の持つお米のふくよかな旨味とガッチリ握手を交わします。そして、チーズの脂っぽさを風の森の微炭酸と爽やかな酸味がサッと洗い流してくれるため、お酒も肴も無限に止まらなくなる悪魔的コンビネーションです!
2. 圧倒的な透明感と上品な華やかさ!「風の森 秋津穂(あきつほ) 507」
続いては、風の森の「原点」とも言える地元の食用米「秋津穂」を50%まで磨き上げ、デジタル表記のネーミングでおなじみの現行シリーズから「507(精米歩合50%・次世代の仕込み)」をピックアップします。
こちらは先ほどの80とは打って変わり、驚くほどシルキーでエレガントな仕上がり。 グラスからは青リンゴや洋梨を思わせる、みずみずしく華やかな香りが立ち上ります。口当たりは非常にキャッチーで優しく、ピチピチとしたガス感とともに、綺麗な甘みと爽快な酸味が駆け抜けていきます。
日本酒ビギナーの方や、「普段あまり日本酒は飲まないけれど、白ワインは好き」という方にまず飲んでいただきたい、非の打ち所がない美酒です。
💡 合わせる至高の肴:『白身魚とアボカドのレモンカルパッチョ』
秋津穂 507の上品な酸味とフルーティーな香りを引き立てるなら、洋風のアプローチがベストマッチ! 新鮮な真鯛やヒラメなどの白身魚に、濃厚なアボカドを合わせ、オリーブオイル、塩、そして多めのレモン汁(またはカボス)をキュッと絞ります。アクセントにピンクペッパーを散らせば完璧です。
アボカドのまろやかさが秋津穂の優しい甘みを受け止め、レモンの清涼感がカルパッチョとお酒のガス感を見事にリンクさせます。まるでお洒落なイタリアンバルにいるかのような、洗練された晩酌時間が始まりますよ。
3. プレミアムな新境地!「風の森 ALPHA 1(アルファ ワン) 次のページへ」
最後にご紹介するのは、風の森がこれまでの日本酒の枠組みを超えて挑戦する「ALPHA(アルファ)」シリーズの第一章、通称「ALPHA 1」です。
このお酒の最大の特徴は、アルコール度数が「12度」と、通常の日本酒(15〜16度前後)に比べて低めに設定されている点にあります。 「度数が低い=薄いお酒」という常識を、風の森は見事に覆しました。独自の技術によって、低アルコールでありながら、信じられないほどの濃密な果実味と、ボリュームのある旨味を両立させているのです。
驚くほど軽やかでスイスイ飲めてしまうのに、満足感はしっかりある。まさに「日本酒の未来」を感じさせる新感覚の一本です。
💡 合わせる至高の肴:『プロシュート(生ハム)と季節のフルーツ』
軽快でジューシーなALPHA 1には、素材の塩気と甘みをシンプルに楽しむ肴がよく合います。 おすすめは、プロシュート(生ハム)でイチジクやメロン、あるいは夏なら桃をくるんだ一品。
生ハムの強い塩気がALPHA 1の持つみずみずしい甘みをさらに引き立て、フルーツのジューシーな果汁がお酒のフレッシュな酸味と溶け合います。アルコール度数が低いからこそ、こういった軽やかで前菜のような肴とダラダラ合わせながら、いつまでも心地よく飲み続けられるのが堪りません。
結び:やっぱり「生」のエネルギーは五感に響く!
奈良の歴史ある風土と、油長酒造の情熱、そして最先端のテクノロジーが融合して生まれる「風の森」。
一口飲むたびに、お酒がボトルの中で今もなお生きているという「生のエネルギー」がダイレクトに伝わってきて、バッシーは毎回感動で震えてしまいます。
今回ご紹介した3銘柄は、同じ風の森でありながら、お米の磨き方やアルコール度数の違いで、全く異なる表情を見せてくれます。ぜひ、お気に入りの肴を並べて、あなただけの最高のペアリングを見つけてみてください。
「やっぱり、お酒は生が一番美味い!!」
そう確信させてくれる風の森を片手に、今夜も最高の晩酌を楽しみましょう。 それでは、カンパイ!


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